スズメ救出作戦成功

先週の月曜日、我が家の門柱の中で、鳥がバタバタしているような音がしました。

うん?

と思って、門柱の上の蓋に手を触れると、どうしたことか割れていて

どうやら、そこから小鳥が中にはまってしまった様子。


私の背丈では届かないので、次男坊を呼んできましたが、

次男坊も、上から覗けるほどには背は高くなくて(180㎝ぐらいあるのですが)

脚立に昇って、懐中電灯で照らして見てもらいました。


ずっと底のあたりにスズメがいるとのこと。

私は、どうやって救出しようかとドタドタしているうちに、門柱の中が静かになりました。

あれ?

全然音がしなくなった。

門柱の壊れかけの蓋をすっかり取ってやったから、そこから自力で出て行ったのかな?

などと言いながら、もう一度、懐中電灯で中を見ましたら、もう姿が見えません。

ああ、出ることができたんだ、良かった~

と、思っていたのです。


ところが、朝、また門柱の中でバタバタ音がし始めました。

ナニー?!!

まだいるんじゃ・・・

次男坊はもう学校へ行ってます。

長男が、ちょうどその日は仕事が休みで、懐中電灯ではなく

なんていうのか知りませんが、頭につける電灯(長男は山登りをするので、そういうのも持っている)で

ピンポイントで中を照らして見てくれました。

私も見てみました。

いますいます。

スズメがまあるい頭を上に向けて、こちらを見ています。


これは絶対救出しなくちゃ!と、二人で色々試しました。

でも、2メートルほどの門柱、しかも中は狭くて、スズメが羽を広げて羽ばたけるほどもありません。

網じゃくしを縄にくくりつけて下ろしてみたり、針金で下ろしてみたり

だめです・・・。

そこで、仕方なく、門柱の下の部分に穴を開けることにしました。

電動ノコギリで、ギー(いやいや、ギーなんて生易しい音ではありません)

と、門柱の下のほうに窓を開けました。

そこから覗くと・・・スズメは思っていたよりも深いところにいるのです。

そう、門柱の一番底は地面よりだいぶ下だったんです。

しまった、これではスズメは上がってこれない・・・網じゃくしも届かない・・・

もうちょい下まで穴を開けるしかないか・・・

と、思ったけれど、

なんとなんと、スズメちゃんは、自力で空けた窓のすぐ下まで上ってきたのです。

「ここまでなら、ボク、自分で上がれるよ」って感じの顔で。

そこを長男がシュッと網じゃくしで掬い、見事スズメは救出されました。


しばらく、スズメはウチのシャッターの上に止まって、じっと私たちの方を見ていましたが

やがて、パタパタと元気に羽ばたいて飛んでいきました。

めでたし、めでたし。


今日、庭に何羽かのスズメがやってきて、玄さんとお話していました。

なんか、いい感じ~です(笑)。