霧の中

今日の午後、不意に姉に電話をしたくなったが、3時に父の歯医者の予約が入っていて

足腰がずいぶん弱くなった父を、歯医者まで車で連れて行かなければならないので

電話するのは、その後にしようと思った。

4時ごろに、姉に電話をしてみた。

電話に出た姉が、いきなり

「そっちは、どう?」

と、聞く。

「はあ?」

「こっちは、霧の中なのよ。」

「えっ?どういうこと?」

姉は、ケラケラ笑いながら、ゴメンゴメン、わけのわからんこと言って・・・と言う。


話を聞いてみると、こういう事だった。


お昼に、カレーうどんを作って食べたあと、しばらくしてから

頭の中も体の中も、まるで真っ白な霧の中にいるみたいになり、

右にも左にも行けない感じになったそうだ。

気分が悪いというほどでもなかったけれど、トイレに行ってみたら

急に吐き気がして、お昼に食べたカレーうどんをすっかり戻してしまったとのこと。

それが、3時ごろのことで

とりあえず、体の中はすっきりしたけど、頭の中がまだ霧の中状態。

そこへ、私から電話が入ったということだった。


歯医者に行く前に電話をしなくて良かったと思った。


それにしても、昨日、『りとるふぉれすと』(私のブログ)で

『白い霧』という記事を書いたところだったから、なんだか面白かった。


「で、大丈夫なん?」

と聞くと、全然大丈夫とのことで

そのあと、私のブログの記事の話から始まって、たくさんの面白い話に展開した。


実を言うと、私も夕方から胸と肩のあたりが詰まっているみたいな感じで

軽い吐き気がしている。

でも、なんて言うのか、気分は悪くない。むしろ、楽しいぐらい。


さあて、さっさと台所を片付けて、ゆっくりお風呂に入って

夜の読書を楽しむとしよう。


霧の中では、じっと動かず、霧が晴れるのを待つのが一番!