せっけん

ずっとずっと前、油料理のあとに出る廃油がもったいなくて

手作り(廃油)せっけんをよく作ったものでした。

 

ここ十年ほど、揚げ物などの油料理をあまりしなくなり

我が家では、廃油も全く出なくなったので

廃油せっけん作りも、私の生活の中からすっかり消えてしまっていました。

 

二月の終わりごろでしたか・・・

手作りのせっけん(シャンプーバー)を手にした時

なにやら私の中にふんわりしたものが伝わったのです。

さっそく使ってみると

その使い心地の良さに、私はすっかり魅了されました。

髪の毛も、地肌も、そして驚いたことに頭の中までが軽~くなって

スッキリ~♪として

思わず口笛を吹きたくなるような感じ・・・(笑)

 

さっそく、そのせっけんを作った人に会いに行きました。

とってもステキな女性でした。

そのせっけんを私に紹介してくれた方も、すんごくステキな女性だったのですが

二人は仲のいい友人だそうです。

 

いろんな御縁で、こうしてステキな女性二人とお会いすることができました。

 

そうそう、せっけんの話でした(笑)。

私も作ってみたのですよ。

廃油せっけんの経験は充分ありましたが

今回は違います。

ああ、違うといっても、別に廃油石けんを否定するわけではなくてね

廃油石けんの経験の上にある感じ。

 

オリーブオイルをあたためて

苛性ソーダと合わせて

オプションに、ヘナとガスールと麻の実を入れました。

麻の実は、すりこ木で細かく細かくすりつぶして・・・

 

やわらかい気持ちで

ゆったりとした時の中で

私とそれらのものたちが、溶け合っていくみたい

せっけんの中に、私自身が入っていくみたい

 

ああ、だから、あのせっけんはあんなにもステキだったんだな・・・と思ったり

せっけんの中に、彼女が入っているのね。

 

ゆっくりゆっくりケン化していく、私のせっけん。

固まり始めるのに随分時間がかかりました。

今日やっと切り分けて、保存。

あと1~2ヶ月は熟成期間。

どんなせっけんになりますやら(笑)