土用干しにはちょっと早いですが

今年の梅は、雨の都合もあり(笑)

少し遅めの、6月下旬に漬け込みました。

 

7月下旬の土用の頃を待っていたのですが

数日前から、なんだか梅が呼ぶのですよ(笑)。

 

いえいえ、声は出しません。

匂いがね、もういいよ~、大丈夫だよ~

っていう感じで、深夜に寝室まで漂ってくる・・・

 

まだ漬けてから二週間ほどでしたから

急がずとも、しっかり梅雨明けを待ち、土用の頃に干すつもりでしたが

なんだか、どうもむずがゆいような感じになって・・・

 

でも、蒸し暑さは確実に梅雨の空気で

これはまだまだだなあと思っていました。

しかし、です。

先日(梅に呼ばれて二日後の夜)、大雨が降り

雷も夜中じゅう鳴り渡り

「これは梅雨明けも近いな」と思ったのでした。

 

翌日はまだ曇っていましたが

その翌朝に、驚くほど空気感に変化があり

セミもジャンジャン鳴き始めました。

気の早いセミは、それよりだいぶ早くから鳴き始めてはいましたが

この鳴き方は、まさしく「夏の到来」を告げるセミの賛歌!

 

待ってましたとばかりに

私は梅を外に出し、土用ではないけれど

「土用干し」を始めたのでした。

 

ただ、漬け込み期間が短い(二週間ちょい)ので

ちょっと迷いましたが

梅の声(?)もありましたので

「きっとこれでいいのだろう」と判断。

 

さて、今日は「土用干し」二日目。

近頃は、昔と違って陽射しのきつさもハンパないですから

三日三晩と言われる土用干しも、そんなに干したら

カラカラになるかもしれなくて

梅の様子を見ながら、どうするかは明日決めようと思います。

 

気象庁の梅雨明け宣言なんて、待ってられませんし

同様に

昔からの言い伝えも、いつもいつもその通りにしていいかどうかは

やっぱりわからないというものです。