「うた」は いつしか「し」とよばれ
文字通り「し」の呪いをうけた
命ある「詩」は、生きたまま土に葬られ
命うすき「詩」は 棺にそっくり納められて 墓場へと
墓場から蘇った詩の中の言葉たちは
あたかも
ゴージャスな装身具を身にまとった貧乏神が
とりついた人間を貧しくしていくように
ゾンビとしてよみがえった言葉たちは
一見 きらびやかな美しい色と形で
曇った音を さらにくぐもらせていく
自称詩人も、またそうでない者たちも
どうか注意深く 言葉を手にとって眺めてほしい
その感触を味わってほしい
見た目ではわかりづらくとも
生花と造花では 命のありかたが違う
「詩」は「死」を越えて 蘇らなくてはならない
墓場の棺からではなく
土の中から
種を突き破って 発芽する植物たちのように
2014/6/3
ここのところ、この「詩」のコーナーの更新が滞っています。
外部ブログの方には書いているのですが、こちらに整理できていないのです。
ここは、外部ブログに書いた詩を、とりあえず時系列に並べているだけなので
そのあたりも、ちょっと考え直して構成しようと思っていたら
なかなか手がつけられない感じになってしまいました。
そのうち、そのうちと思いながら、だらだらしています。
ホント、そのうち何とかしたいですが・・・
よろしければ、外部ブログのリンクをサイドに貼っていますので
最近の詩に関しては、どうぞそちらをごらんくださいませ。